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オフロードバイクでの林道走行のコツと注意点

オフロードバイクでの林道走行のコツと注意点

オフロードバイクでの林道走行は、自然の中を駆け抜ける爽快感と冒険心をくすぐる魅力があります。しかし、舗装路とは異なる環境ゆえに、特有のコツや注意点が存在します。今回は、林道走行を安全かつ楽しく楽しむためのポイントを、明るく親しみやすい口調で詳しくご紹介します。

林道とは?

林道とは、森林の整備や保全のために設けられた道で、国道や県道とは異なります。所管も国土交通省ではなく林野庁であり、出入口にゲートが設けられている場合があります。ゲートが閉まっている際は進入しないようにしましょう。

林道走行の魅力

林道走行の最大の魅力は、自然と一体化したライディング体験です。普段の舗装路では味わえない、未舗装路ならではのスリルや達成感、そして四季折々の風景を間近で感じることができます。また、バイクの操作技術向上にもつながり、ライダーとしてのスキルアップにも最適です。

走行前の準備

林道走行を始める前に、以下のポイントを確認しましょう。

  • ルートの確認:事前に地図やGPSでルートを確認し、閉鎖されている道や私有地には立ち入らないよう注意します。また、林道は舗装路に比べて走行に時間がかかるため、余裕を持ったスケジュールを立てましょう。
  • 燃料の確認:林道にはガソリンスタンドがないため、出発前に燃料を満タンにしておくことが重要です。長距離を走る場合や予備の燃料を携行する際は、専用の携行缶を使用しましょう。
  • 天候の確認:天候によって路面状況が大きく変わるため、天気予報を確認し、無理のない計画を立てましょう。
  • 仲間との同行:林道は人里離れた場所が多く、万が一のトラブル時に備えて、複数人での走行がおすすめです。一人では対処が難しい状況でも、仲間がいれば安心です。

さまざまな路面への対応方法

林道は舗装路と異なり、路面の状況が常に変化します。砂利道やぬかるみ、轍(わだち)など、それぞれに適した走行テクニックを身につけることで、安全かつ快適に走行できます。

砂利道(グラベル)

砂利道は、林道走行で最も一般的な路面の一つです。小石や砂が浮いているため、タイヤが滑りやすくなります。

  • スピードを抑え、急なブレーキングやアクセル操作を避ける。
  • ハンドル操作を大きくせず、タイヤが自然に進む方向に任せる。
  • スタンディングポジションを活用し、バイクの揺れを体全体で吸収する。

ぬかるみ(マッド)

雨上がりの林道では、泥やぬかるみが発生しやすくなります。スリップのリスクが高まるため、慎重な操作が必要です。

  • 急加速や急ブレーキを避け、ゆっくりとした操作を心がける。
  • スタンディングで重心を後ろに移し、フロントタイヤが埋まらないようにする。
  • 泥の深さを見極め、できるだけ固めの部分を選んで走行する。

轍(わだち)

車両の通行によりできた轍は、左右にバランスを崩しやすく、初心者には難しいポイントです。

  • 轍の中央にタイヤを乗せるよう意識し、バランスを崩さないようにする。
  • 轍の溝にハマった場合、無理に抜けようとせず、穏やかにアクセルを開けて抜け出す。
  • 深い轍の場合は、スタンディングでバランスを取りながら慎重に進む。

岩場(ロックセクション)

大きな石や岩が点在するエリアでは、バイクの下回りを傷つけないように走行する必要があります。

  • 速度を落とし、一つ一つの石を丁寧にクリアする。
  • スタンディングで、足でしっかりバイクをホールドしながら走行する。
  • 高さのある岩を超える際は、アクセルを軽く開け、前輪を少し浮かせる。